代替医療にはどんな種類があるの?特徴と事例について紹介

代替医療の種類は多く、大きく分類すると【総合的な療法】【身体に働きかける療法】【心に働きかける療法】にわかれます。このうち総合的な療法としては、漢方やアーユルヴェーダなどがあります。

漢方とは、日本の伝統医学のことです。中国の治療法という印象が強いでしょうが、実は中国から日本に伝わり、日本人向けにアレンジが加わったものです。漢方とは、漢方薬だけを指すものではなく、鍼灸や食養生も含まれています。アーユルヴェーダとは、インドの伝統医学のことです。予防医学の考えを採用しており、病気にならない身体をつくり、健康を維持することで長生きしようという思想です。そのため、治療も行いますが、生活全般の健康意識を高めることをモットーとしています。

そして身体に働きかける療法には、整体やオステオパシーなどがあります。整体は日本でも有名な代替医療で、手技を使用して、骨や骨盤のズレを治す治療法です。コリや疲労を軽減し、血流促進効果もあります。一方、オステオパシーとは、身体の組織のすべてを全体的な目で捉え、原因を見つけ出して手技によって解消する治療法です。アメリカではメジャーですが、日本では認知度が低い代替医療となります。症状が出ている部分に注目するのではなく、そのほかの部分に原因があるという思想を持ちます。

そして、心に働きかける療法には、サイモントンなどがあります。サイモントンとは、がん患者のための心理療法のことです。心の健康が治療以外にもがん患者には必要だとの考え方から誕生しました。今では多くの医療機関でカウンセリングの際に採用されています。