病気を治したいから、または副作用を軽減したいからという理由で代替医療を検討している方も多いでしょう。実際にがん患者の2人に1人は、本来の治療のほかにもサプリメントなどの代替医療を取り入れています。このほかにも、カイロプラティックやアロマセラピー、音楽療法など、代替医療は世の中に多く存在しています。
そのため、手軽にはじめやすいのが代替医療のメリットといえます。特別な場所や施設に行かなくても生活のなかで取り入れられて、場合によってはリラックス効果を得られます。自己免疫力を高める効果が期待できるため、風邪をひきにくくなる、血流がよくなり血色が鮮やかになるなどの効果も見られるでしょう。また、西洋医学と比較して副作用がないこともメリットにあげられます。体力が落ちた方も、気軽に取り入れられるため、重篤な病気にかかった際に代替医療を採用する方が多いのです。
メリットが大きい代替医療ですが、一方でデメリットも存在します。それは一部の代替医療には、科学的な根拠が不十分なものも存在するということです。安全性や効果の根拠を十分に確認しておかないと、健康被害が起こることも考えられます。取り入れる前にしっかりと調べたほうがよいでしょう。
以前メディアで紹介されていた代替医療も、実際に効果を検証して科学的な根拠が見られないと判断されたものもあります。がんに効くからといって、偽りの品を高値で販売したりと、代替医療はトラブルも多いのが現状です。騙されないためにも、政府の機関が発表している資料を見たり、医師に相談することをおすすめします。